合う入れ歯作り 

ソース:2013/01/25 産経新聞 より

~霞が関南病院 「食べられる口つくる」~

口腔ケアが病院や介護施設で広がっている。胃ろうなどの経管栄養になるのを防ぎ、「食べられる口」をつくるのが狙いだ。

埼玉県の霞が関南病院で昨年末、横浜市の歯科医、加藤武彦医師と、神奈川県茅ケ崎市の黒岩恭子医師による入れ歯つくりと口腔ケアの研修会が2日間にわたり開かれた。

===合う入れ歯つくり===

「正しい入れ歯作り」のモデルになったのは入院中の高齢女性(81)。夏場に食が細って痩せたせいか、入れ歯が落ちるようになった。同院の歯科医もうまく調整できず、女性は食事時も入れ歯を外してしまう。以前は調子が良ければ寿司を食べるほどだったのに、流動食を食べるまでに咀嚼力が落ちてしまった。

入れ歯が合わず、食事時に外してしまう高齢者は少なくないという。加藤医師は「入れ歯は通常。歯ぐきに合せて作るが、高齢者は歯ぐきが痩せてくるので、入れ歯との間に隙間ができ、落ちやすい」と指摘する。

しかし、外すと

噛む力が落ちる⇒流動食になる⇒栄養状態が悪くなる⇒胃ろうなどになる⇒噛まないので認知機能が低下する—の悪化の一途をたどる。

加藤医師は「噛めると脳への血流が増え、脳が覚醒する。要はボケッとしていたのがシャキッとするんです」と話す。

実際、認知症で話せないと思われていた人が、入れ歯を合わせた途端、話し始めたり、意欲が出てリハビリに取り組み歩けるようになったりする例を数多く見てきた。

加藤医師は女性の入れ歯を点検すると、頬、口の裏側、舌との境目など入れ歯に接する部分全体で入れ歯を包み込む形に調整。一回り大きいサイズに作り直した。 それを待ちながら女性がつぶやいた。「本当は(入れ歯)が欲しかったの」。加藤医師は「そうだよ。合う入れ歯なら欲しかったんだよね、当たり前だよ」と声を掛けた。

できあがった入れ歯を女性に入れると、加藤医師は見守る歯科医らに「入れ歯を作る歯医者は、患者が食べるのを見終えるまでが仕事」と言い、女性の試食を見守った。

これまでほとんど流動食だった女性はよほど嬉しかったのか、一般の人と同じ常食を口に入れ、もぐもぐと口を動かした。しかし、しばらく咀嚼・嚥下をしていなかったせいか、口の中に食べかすが残る。

それを見て、同院の医療法人の斉藤正身理事長が請け合った。「加藤先生、ここから先はぼくらの得意分野ですから」

口腔ケアはチームケア。歯科医とリハビリ職、歯科衛生士、栄養士らの連携が問われる。

===口腔ケア===

黒岩恭子医師は同じ時間帯に入院病棟で患者の口腔ケアを行った。

霞が関南病院では、9人の歯科衛生士が入院患者に歯磨きや口腔ケア、マッサージなどを実施する。—-

黒岩医師が開発した「くるリーナブラシ」は今や多くの医療機関や介護施設で口腔ケアに使われている。—-

斉藤理事長は「入れ歯つくりと口腔ケアを学ぶ場所を地域に提供する事で、医科歯科連携や病診連携のモデルをつくっていきたい。今は多くの医療機関や施設で口腔ケアが行われているが、質はまちち。今後、目指す口腔ケアの基準をつくっていく必要もあるだろう」と話した。

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この記事を読んで、合う入れ歯の重要性と、どこでも入れ歯を合うように直せる訳ではないのかなと、残念に思いました。入れ歯を合うように調整してくれる歯科医が増えるといいですよね。

それから「くるリーナブラシ」気になったので調べてみました!

インターネットで売ってました。1本500円弱で、12本入は5,000ちょっとでした。くるリーナブラシ

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